毛穴がつまり、菌が繁殖し、肌表面にぼつっとした膨らみができるニキビ、一昔前までは思春期にできるものというイメージでしたが、近年では、大人の肌にも出来るようになり、深刻な肌トラブルとしての認知度も高くなってきているようです。特に大人の女性は、身だしなみとしてもメイクをしなければならず、ニキビができている肌には原則メイクアイテムはつけたくはないものですが、仕方なしに塗っている方も少なくはないようです。最近は、大人ニキビ専用のスキンケアコスメなどもどんどん開発されており、複雑な大人の肌に合ったお手入れができるようにはなっていますが、そういったものを使っても改善が見られない場合は、躊躇せずに皮膚科での治療に切り替えることが大切です。ニキビはれっきとした皮膚疾患で、皮膚科では保険が適用できる治療の対象となり、飲み薬や塗薬などが処方してもらえます。
特に毛穴つまりが進行し、赤く地腫れしていたり、黄色い膿を持っていたり、痛みを伴うといった状態になっていれば、自己ケアではなかなか綺麗には改善できないので、醜い痕を残さないようにするためにも、医療機関での適切な治療がおすすめです。誤ってつぶしてしまい、そこからばい菌が浸入すると悪化し、治っても皮膚が凸凹になってしまったり、黒ずみなどが残ってしまうことも多いのです。毛穴が白くつまっていたり、少し酸化し黒くつまっているだけならば、お肌を柔らかくすれば取れますが、それ以上進行したら、必ず皮膚科を受診しましょう。